どうも、まったり管理人です。
「世界、こんなことになっちゃったの!?」——『バイオハザードIII』のオープニング、砂漠化した地球を上空から映すシーンを観たときの管理人の率直な感想です。1作目の地下研究施設「ハイブ」、2作目のラクーンシティ全域を経て、3作目ではついに地球そのものが砂漠化しています。シリーズのスケール感の上がり方がもう異常レベル。
シリーズの中で本作は転換点となる作品で、ジャンルが完全に変わります。1作目はホラー、2作目はゾンビパニックアクション、そして本作はマッドマックス系ポストアポカリプス。砂漠を疾走するキャラバン、走るゾンビ、ゾンビカラスの大群、そして最後にはクローンアリス軍団まで登場します。「もうこれゾンビ映画じゃないだろ」というツッコミも飛んでくる本作ですが、管理人はこの方向転換、けっこう好きです。
この記事ではストーリーの結末まで踏み込んだネタバレありの感想を書いていきます。1作目・2作目の記事もあるので、未読の方はそちらからどうぞ。シリーズを通して観ると、本作の立ち位置がより楽しめます。
⚠ この記事はネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
『バイオハザードIII』作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | バイオハザードIII(原題:Resident Evil: Extinction) |
| 公開日 | 2007年11月3日(日本) |
| 上映時間 | 94分 |
| レーティング | PG12 |
| 監督 | ラッセル・マルケイ |
| 脚本・製作 | ポール・W・S・アンダーソン |
| 原作 | カプコンのゲーム『バイオハザード』シリーズ |
| 製作国 | アメリカ |
| 配給 | ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
| Filmarks | ★3.4(約9万件) |
| 配信 | Netflix/Amazon Prime Video(レンタル)/U-NEXT |
原題の「Extinction」は絶滅という意味です。1作目「Resident Evil」、2作目「Apocalypse(黙示録)」、そして本作「Extinction(絶滅)」と、タイトルだけ追っても世界の終わりに向かって突き進んでいるのがわかります。
監督が前作までのポール・W・S・アンダーソンからラッセル・マルケイにバトンタッチしているのもポイントです。マルケイ監督は『ハイランダー/悪魔の戦士』で知られる人物で、本作の砂漠アクションや西部劇のような映像センスは彼の作家性がかなり出ています。
主要キャスト
| キャラクター | 俳優 | 役柄 |
|---|---|---|
| アリス | ミラ・ジョヴォヴィッチ | 主人公。超能力に完全覚醒した戦士 |
| カルロス・オリヴェイラ | オデッド・フェール | 2作目から続投。キャラバンのメンバー |
| L.J. | マイク・エップス | 2作目から続投。コミックリリーフ |
| クレア・レッドフィールド | アリ・ラーター | 本作初登場。キャラバンのリーダー |
| アイザックス博士 | イアン・グレン | アンブレラの研究主任。本作の黒幕 |
| ウェスカー | ジェイソン・オマラ | アンブレラ社の幹部。原作ファン歓喜 |
| K-マート | スペンサー・ロック | キャラバンの少女。クレアの相棒 |
| ベティ | アシャンティ | キャラバンの医師 |
ここでウェスカーとクレアが登場しますね。ゲームファンはおっ!てなりますね。再現性はさておき。
ウェスカーはゲームのシリーズ全体を通しての最大の敵キャラで、サングラスとオールバックの黒髪が特徴のカリスマ的悪役。ジェイソン・オマラの再現度は完璧とは言えませんが、登場するだけでも嬉しい。そしてクレア・レッドフィールドはゲーム『バイオハザード2』のヒロインで、原作ファンには馴染み深いキャラ。アリ・ラーターのクレアは原作とはちょっとイメージが違いますが、リーダーシップ溢れる姉御感が出ていて良いキャスティングだと思います。
ちなみに本作にはジルやアンジェラは登場しません。ノベライズ版で「ジルはショッピングモールで生存者のリーダーになった」「アンジェラはアンブレラ社の追手と戦って死亡した」という補完設定があります。ミラ・ジョヴォヴィッチ自身も公開当時のインタビューで「ジルとアンジェラは過程の戦いで命を落としてしまったのでは」と推測していました。ただ4作目以降でジルは復活するので、結局生きていたんですけどね。
あらすじ(ネタバレあり)
ここからは結末まで踏み込んで書きます。
衝撃のオープニング:アリスが「死ぬ」
本作はオープニングから驚かせてきます。
アリスが洋館のシャワー室で目覚め、赤いドレスに着替えて廊下を進む——まさかの1作目の冒頭の再現。ファンには「あれ?これ1作目の始まりじゃん」と思わせる演出が来ます。
ところが、レーザー防御装置のある廊下を進んだアリスは、最後にトラップにかかって惨殺される。観客は「え?!」となります。
そして場面が切り替わると、アンブレラ社の研究施設。アイザックス博士がアリスの死体を死体集積場に投げ捨てる。そこには同じ顔をしたアリスの死体が無数に積み重なっている。
これがクローンアリスの死体だったわけです。アンブレラ社は「アリス計画」のために大量のクローンを作っては実験し、失敗しては廃棄していた。シリーズ屈指のショッキングシーンで、最初に観たとき管理人は鳥肌が立ちました。シリーズ1作目のシャワー室から始まったアリスというキャラクターを、こんな形で再構築してくるとは。
砂漠化した地球とキャラバンの旅
舞台は前作のラクーンシティ核爆破から数年後。T-ウイルスが世界中に拡散し、生態系も完全に破壊されています。植物は枯れ、海は干上がり、地球の大部分が砂漠化。生き残った人々は車のキャラバンを組んで、ガソリンと食料を求めて荒野を彷徨っています。
このキャラバンを率いているのがクレア・レッドフィールド。元アンブレラ部隊のカルロス、コミックリリーフのL.J.、医師のベティ、少女K-マートなどの仲間とともに、安全な場所「アラスカ」を目指して旅をしています。
ここで気づくのが「完全にマッドマックス」ということです。砂漠、車のキャラバン、ガソリンの奪い合い、装甲車両。「これバイオハザードじゃなくてマッドマックスじゃない?」というツッコミは正当ですが、ジャンルとしては機能しているのでアリかなと管理人は思います。
アリスの超能力が完全覚醒
一方、本物のアリス(オリジナル)は世界各地を一人で放浪していました。前作のラストで超能力に目覚めた彼女は、本作では完全に覚醒しています。
ゾンビ犬の群れに襲われると、念力で岩を吹き飛ばし、銃を使わずに敵を一掃する。バイクで爆走しながら接近してきた敵を念力で吹き飛ばす。もはやヒーロー映画の主人公です。
ただ、アリスは自分の力に悩んでいます。アンブレラ社が衛星でアリスを追跡しているため、力を使うたびに居場所がバレる。彼女は「人と関わると危険を呼ぶ」と考え、孤独に旅を続けています。
凶悪化したアンデッドとゾンビカラス
本作で新登場するクリーチャーが、走るゾンビとゾンビカラスです。
これまでのシリーズのゾンビは歩く(むしろよちよち歩く)タイプでしたが、本作では完全に走るタイプにアップグレードされました。これがアイザックス博士の研究の成果で、T-ウイルスを改良してより凶暴な感染体を生み出そうとしている。スピードが上がっただけで脅威レベルが跳ね上がっていて、観ていてマジで怖いです。
そしてゾンビカラスの大群。これがまた絶望的に厄介で、空から大量に襲いかかってくる。銃で撃っても焼け石に水。キャラバンが襲われるシーンは、ヒッチコックの『鳥』をオマージュしたような演出になっていて、純粋に映画として恐ろしい。
このゾンビカラスをアリスが超能力で一瞬で焼き払うシーンがあります。「あれ、ゾンビカラスってこんな簡単に倒せるんだ…」と気の毒に思いつつ、アリスの超能力の規格外感に圧倒されました。
アイザックス博士の狂気とラスベガス襲撃
本作の敵はアイザックス博士。1作目から登場していた科学者ですが、本作では完全に狂気の側に振り切れています。アリスの血液からウイルスを制御する抗体を作り、それを応用して新人類を作り出すことを目論んでいる。
そのためにアリスを捕獲する計画を立て、衛星で追跡。クレアたちのキャラバンがラスベガスに立ち寄ったタイミングで、走るゾンビの大群を解き放って襲撃します。
このラスベガスの戦いがシリーズでも屈指のスペクタクルで、廃墟と化したカジノ街でクレアたちが走るゾンビと激闘を繰り広げる。アリスも合流してアクションシーンが盛り上がります。ただし犠牲も大きく、L.J.、ベティ、そしてカルロスまでもがここで命を落とします。
特にカルロスの死に方が漢すぎる。トラックにガソリンを積み込んでアンデッドの群れに突っ込み、自爆して仲間を逃がす。2作目から登場していた彼のラストにふさわしい、悲しくて格好良い死に様でした。
アイザックス博士、自分のウイルスで変異する
アンブレラ社の地下施設に向かったアリス。そこで待っていたアイザックス博士はアリスの抗体を使った実験を行っていますが、自分自身がT-ウイルスに感染してしまいます。
そして変異した姿がタイラント。ゲームファンには馴染みの最強クリーチャーで、原作ゲーム『1』の「T-002型タイラント」がベース。心臓が露出し、鉤爪が伸びた巨大なモンスターに変貌したアイザックス博士が、アリスに襲いかかります。
ただ、このラスボス戦があっさり終わるんですよね。さんざん「アリスは強い」と見せておいて、いざボス戦になると超能力で簡単に倒してしまう。ここは正直、もうちょっと盛り上げてほしかったポイントです。
ラスト:クローンアリス軍団、覚醒
戦いを終えたアリスが目にしたのは、アイザックス博士の研究施設に保管されていた自分のクローン体。何百体もの「眠っているアリス」がコンテナの中で待機している。
アリスはアンブレラ社の最高幹部であるウェスカーに、ハッキングで脅迫メッセージを送ります。「私は今、お前らに復讐するためにここにいる」と。
そして最後のシーン。コンテナの中のクローンアリスの一体が目を覚ます。彼女のもとには、何百体ものクローンアリスが待機している——という、4作目への完璧な引きで終わります。
このラスト、Filmarksのレビューでも「クローンアリスたちがメタルクウラっぽい」「『スター・ウォーズ エピソードII』のクローン軍団を彷彿とさせる」と言及されていますが、衝撃のスケール感は確かにあります。「次は何が始まるんだ?」と観客を引き込む引きとして、シリーズで最も上手いと思います。
管理人の感想レビュー
個人的バイアスの開示
管理人はゲームのバイオハザードを1〜3までプレイ済みで、特にウェスカーとクレアには思い入れがあります。本作でこの2人が登場した瞬間にテンションが上がったので、その分の補正は入っています。一方で1作目のホラー路線が一番好きなので、3作目のマッドマックス路線にはちょっと「これじゃない感」も感じています。
総合評価
| 項目 | 評価 | ひとこと |
|---|---|---|
| ストーリー | ★★★☆☆ | 砂漠サバイバルの構造は王道。ボス戦がちょっとあっさり |
| 演技 | ★★★★☆ | ミラがクローンと本物の2役を演じ分けて見事 |
| 演出・映像 | ★★★★☆ | 砂漠の世界観とゾンビカラスの演出がやばい |
| 音楽 | ★★★☆☆ | 前作までの不気味さは減少。アクション映画寄り |
| 感情 | ★★★★☆ | カルロスの死に様で泣いた。クローンアリスのラストも痺れる |
| 独創性 | ★★★★☆ | ゾンビ映画+マッドマックス+クローンSFという離れ業 |
| 総合 | ★3.7 / 5.0 | シリーズの転換点。賛否分かれるが管理人は好き |
オープニングのクローン死体シーンが本作の白眉
この映画の一番すごいところは、オープニングのクローンアリス惨殺シーンだと管理人は思っています。
1作目のあのシャワー室から始まる導入を再現しておいて、「これが何度も繰り返されている」「無数のアリスが実験で死んでいる」という事実を映像で叩きつけてくる。シリーズ1作目を観た人ほど刺さる構造で、当時劇場で観たとき**「うわ、攻めるな…」**と素直に唸りました。
しかもこのシーン、アンブレラ社の冷酷さが凄まじいんですよ。アイザックス博士は失敗したクローンを死体集積場に放り投げる、それだけ。命を命とも思っていない。1作目のレッドクイーンが「正しい冷酷さ」だったのに対して、アイザックス博士の冷酷さは「ただの欲望」。この対比は意図的なんじゃないかと思います。
マッドマックス路線、管理人はアリだと思います
「もはやバイオハザードじゃない」という批判もある本作ですが、管理人はこの方向転換、けっこう肯定派です。
1作目のホラーから2作目のゾンビパニック、3作目のポストアポカリプスへと、毎回ジャンルが変わっているんですよ。普通のシリーズものなら1つのスタイルを守るところを、毎回大胆に変えてくる。これは制作陣の冒険心の現れだと思いますし、結果的にシリーズ6作品全部が違う表情を持つ理由になっています。
砂漠を疾走するキャラバン、走るゾンビ、ガソリンと食料の奪い合い。これは紛れもないマッドマックス系の世界観ですが、純粋にスペクタクルとして面白い。**「ジャンルを混ぜることをためらわない」**というのがこのシリーズの魅力なので、本作はその象徴とも言える作品ですね。
アリス強すぎ問題、ここで最高潮に
2作目から始まった「アリス強すぎ問題」が、本作で最高潮を迎えます。
念力でゾンビカラスの大群を焼き払う、岩を吹き飛ばして敵を一掃する、最後にはタイラントを超能力で倒す。もはやヒーロー映画の主人公です。これに関しては正直「やりすぎ」と感じるところもあって、特にラスボスをあっさり倒すクライマックスは盛り上がりに欠けるのが本作の弱点。
ただ、ミラ・ジョヴォヴィッチが本物のアリスとクローンアリス、そして死体役まで演じ分けているのは見ていて楽しいです。ミラ自身も「本物・クローン・死体まで演じられて面白かった」と語っていたそうで、女優としての遊び心を発揮した作品でもあります。
カルロスの死に様が漢すぎる
本作の感情のピークは、カルロスの死です。
2作目から続投していた彼が、ラスベガスの戦いでガソリン満載のトラックに乗り込んで、アンデッドの群れに突っ込んで自爆する。仲間を逃がすための犠牲、これ以上ない漢の散り際でした。「カルロス…!」と心の中で叫びました。
オデッド・フェールが演じるカルロスは、シリーズで一番男臭くて頼れる仲間でした。2作目で初登場してからの2作品しか出ていないのに、シリーズの中で記憶に残るキャラの一人になっているのは、彼のキャラ造形と演技の力です。L.J.の死もあっけなかったですが、カルロスの最期はちゃんと盛り上げて見送ってくれたのが嬉しい。
クローンアリス軍団のラスト、痺れる
そしてラストのクローンアリス軍団。
正直、最初に観たとき「ええ、それありなの?」と笑ってしまった部分もあるんですが、シリーズの引きとしては最高峰だと思います。「次は何百体のアリスが活躍するんだ!」と次作への期待が爆発する。
しかも視聴者は、オープニングで「失敗したクローン」を山ほど見せられている。成功したクローンが何をするのかという伏線が、ラストで一気に回収されている構造になっています。脚本のポール・W・S・アンダーソンの構成力が光る部分で、ここだけでこの映画は観る価値ありです。
ゲームファンが反応するポイント
ゲームをプレイしていた人がニヤリとできる要素を整理しておきます。
| 要素 | ゲーム原作との関係 |
|---|---|
| クレア・レッドフィールド | ゲーム『2』のヒロイン。クリスの妹 |
| ウェスカー | シリーズ全体の最大の敵キャラ |
| タイラント(アイザックス変異体) | ゲーム『1』のT-002型タイラントがベース |
| クリス・レッドフィールド(名前のみ) | ゲーム『1』『5』『6』の主人公 |
| アンブレラ社 | 全シリーズ共通の黒幕 |
| ラクーンシティ廃墟 | 2作目から続く設定 |
クレアの登場は嬉しいんですが、ゲーム版のような「クリスを探す妹」というアイデンティティではなく、「キャラバンのリーダー」という別キャラ的な扱いになっているのは少し残念。とはいえアリ・ラーターのクレアは魅力的なので、これはこれでアリ。
シリーズ前作との比較
シリーズの方向性の変化を整理しておきます。
| 比較項目 | 1作目 | 2作目 | 3作目(本作) |
|---|---|---|---|
| 舞台 | 地下研究施設ハイブ | ラクーンシティ全域 | 砂漠化した地球全土 |
| ジャンル | 閉鎖空間ホラー | ゾンビパニックアクション | ポストアポカリプス+SF |
| アリスの強さ | 等身大 | スーパーヒーロー級 | 超能力者・神レベル |
| メインクリーチャー | リッカー、ケルベロス | ネメシス、リッカー | 走るゾンビ、ゾンビカラス、タイラント |
| 上映時間 | 101分 | 93分 | 94分 |
| 監督 | ポール・W・S・アンダーソン | アレクサンダー・ウィット | ラッセル・マルケイ |
毎回ジャンルが変わるのが本シリーズの特徴で、本作は最も大胆な路線変更を行った作品です。1作目のホラーが好きな人ほど驚くと思いますが、シリーズの広がりとしては必要な進化だったと思います。
こんな人におすすめ
マッドマックス系のポストアポカリプス映画が好きな方にはまずおすすめできます。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ザ・ロード』『アイ・アム・レジェンド』が好きな方は、本作の世界観に間違いなくハマります。
ゲーム原作のファンにはウェスカーとクレア登場が大きな見どころです。クリス・レッドフィールド(クレアの兄)の名前も出てきますし、シリーズ全体を通してゲーム版とのリンクが強まる作品です。
逆に1作目の閉鎖空間ホラーが好きな方には合わないかもしれません。本作はホラー要素がかなり薄く、アクションとSFが主体です。
未鑑賞の方が本作から入るのは正直おすすめしません。1作目→2作目→3作目の順番で観るのが、世界観の変化を楽しむうえで最適です。
次作『IV アフターライフ』への引きについて
本作のラスト、クローンアリス軍団が目覚めるシーン。これが4作目『アフターライフ』にどう繋がるかというと——4作目では、クローンアリス軍団がアンブレラ本部を襲撃するというド派手なシーンから始まります。
しかし、その先で予想外の展開があるので、それは4作目を観てのお楽しみ。本作のラストの引きを受けて4作目に進むときの「これからどうなるんだ?」というワクワク感、シリーズもののだいご味ですね。
『IV アフターライフ』は監督がポール・W・S・アンダーソンに復帰し、舞台が日本の渋谷から始まるという日本のファンには嬉しい展開もあります。本作のラストでテンションが上がった方は、間を空けずに4作目に進むことをおすすめします。
まとめ|シリーズの転換点、賛否分かれる重要作
『バイオハザードIII』は、シリーズの方向性を大きく変えた転換点となる作品です。
1作目のホラー、2作目のゾンビパニックを経て、本作ではマッドマックス系ポストアポカリプスに舵を切る。ゾンビ映画のフォーマットから完全に脱却して、より大きなSFアクションへと進化していく。これに賛否があるのは正当ですが、シリーズを6作品まで継続させた要因は、こうした毎回の方向転換にあると管理人は思っています。
オープニングのクローンアリス死体集積シーン、走るゾンビとゾンビカラスの脅威、カルロスの漢の散り際、そしてクローンアリス軍団覚醒のラスト。シリーズの中でも見どころは確実にあります。特にゲームファンとしてはウェスカーとクレアの登場だけでも観る価値あり。
「もはやバイオハザードじゃない」という声もわかるんですが、管理人はこのシリーズのジャンルを混ぜる冒険心こそが魅力だと思っているので、本作は十分に楽しめました。完璧な映画じゃないけれど、シリーズの中で必要な位置を占める作品です。
未鑑賞の方は、ぜひ1作目→2作目の流れで本作も観てみてください。マッドマックス系の砂漠アクション、クローンアリス軍団のスケール感、カルロスの漢気、そして次作への完璧な引き。シリーズの転換点を体感するのがおすすめです。
とまあ、映画『バイオハザードIII』の感想はこんな感じで。では、また。


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